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防犯性の高いマンションについて知っておくこと

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この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

防犯性のしっかりしたマンション買いたい!
7つのポイント

マンションを内見するときには「防犯性」のチェックも重要です。

しかし、短時間の内見で防犯性を見極めるのは難しいでしょう。

ここでは、効率的にチェックできるよう
「部屋」「建物」「敷地内」「周辺エリア」などの7つのポイントを解説します。

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ポイント1:同じマンションの住人の雰囲気をつかむ

マンション住人の雰囲気を大まかにでも把握しておきましょう。

しかし、住人に直接会えるわけではありません。

「エントランスのポスト周辺が散らかっていないか」
「駐輪場や駐車場に粗大ゴミが置きっぱなしではないか」
などの状態から、住人の雰囲気を推察してください。

ポイント2:敷地全体に街灯が配置されているかを確認

マンション敷地内に「人目の届きにくい死角」があると侵入しやすくなります。

特に夜の死角は危険です。

街灯がなかったり、数が足りなかったりすれば、
そこから侵入される可能性が高まります。

「敷地全体に街灯が配置されているマンションか」をしっかりチェックしましょう。

ポイント3:空き家・空きビルが目立つエリアは要注意

マンション敷地内だけでなく、周辺エリアのチェックも重要です。

近隣の空きビルや空き家は要注意といえます。

なぜなら、不審者のたまり場になっている可能性があるからです。

加えて、周辺に空きビルや空き家が目立つ場合は、
そのエリア自体が空洞化している可能性があります。

人目が少ない分、空き巣や窃盗をしやすい環境になっている可能性があるため、
注意しましょう。

もうひとつの要注意のサインは、壁やシャッターの落書きです。

自由に落書きができるということは、
不審者が人目を気にしないで自由に行動できる証拠です。

ポイント4:低い階の場合、窓際の木や隣接する建物に要注意

購入しようとしているマンションが1~3階の低い階にある場合は、
窓の外にも注目してみましょう。

間近に大きな木があったり、隣の建物が迫っていたりする場合は要注意です。

そこをつたって侵入される可能性があります。

特に人目のつかない環境の場合はリスクが高いです。

リスクを理解したうえで購入したい場合は、
窓にウインドアラームや補助鍵を取り付けるなどの対策で、防犯性を高めましょう。

ポイント5:高層階でも油断は禁物。窓ガラスの強化を

高層階だと窓からの侵入は難しいと思うかもしれません。

しかし、不審者は高層階でも関係なく侵入経路を見つけて侵入してきます。

2016年の警視庁が調査した「侵入窃盗の場所別発生状況」によると
中高層住宅(4階以上)は11.6%で
第3位と高層階でも侵入の割合が多くなっています。

そのため、低い階と同様、
ウインドアラームや補助鍵を取り付けた方が望ましいでしょう。

ポイント6:玄関ドアの鍵は購入したら即交換がベスト

過去の住人による侵入も考えられます。

そのため、玄関の鍵は「購入したら即交換」が鉄則です。

交換する場合は、
ロータリーシリンダーやディンプルシリンダーなどの防犯性の高い鍵に交換しましょう。

加えて、ドアそのものが傷んでいる場合は、
修理の必要があります。ただし玄関ドアは共有部分のため、
まず管理組合に相談しましょう。

ポイント7:侵入手段1位の「無締り」に注意

最後に、マンションに入居後の「防犯性のポイント」を確認しておきましょう。

2016年度の警視庁の調査では、
侵入手段で一番多いのは「無締り(46.5%)」という結果が出ています。

いくら防犯性を高めても、
施錠を忘れてしまっては意味がありません。

出かけるときは戸締りを忘れないようにしましょう。

同調査だと、侵入手段で次に多いのが「ガラス破り(36.6%)」です。

防犯性の観点では、窓は住まいの弱点といえます。

ウインドアラームや補助鍵を設置して、防犯性を高める必要があります。