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国民年金の仕組みからの続きの記事になります。
まずそちらを読むことをお勧めします。
目次
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老齢基礎年金
年金給付と払い込み年齢
60歳まで。
空き期間を含めて、25年以上保険料を払うのが原則。
年金支給年齢
65歳から
老齢年金は支給開始を60歳に繰り上げれば支給額が減り
66歳以降にもらうと増額される制度があります。
年金額と払い込み期間
国民年金 (受給者はこちら)
20歳から60歳までの40年間支払い
年間で満額約80万ぐらい(2017年現在)
自営業と会社勤めの期間がある場合は、
それぞれの期間に応じた年金を合わせてもらう。
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老齢厚生年金
年金給付と払い込み年齢
会社に65歳以上も勤めてる人は69歳まで。
年金支給年齢
60歳から受給可能。
これも払い込み年数と勤務年齢によりけり。
年金額と払い込み期間
厚生年金・共済年金
給料学・ボーナスと加入年数により異なる。
支払い年間200万の人が多い。
65歳以降も勤め続けた場合、現行では
69歳まで加入しなければならない。
それ以降は事業者の同意が必要。
事業者が同意しない場合でも全額払うことで加入できる。
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平均的なサラリーマンは、どのぐらい年金がもらえるのか?
財務省の調査によると、
高齢者世帯(60歳以上の無職世帯主)の1ヵ月の出費は約25万程度。
また生命保険文化センターの調査によると
「ゆとりのある老後に必要な生活費の希望月額」は平均で約40万ぐらいだそうです。
しかし
実際に支給される年金の金額は、愕然とするものです。
20歳から60歳までの40年間
平均的賃金で働いたサラリーマンのモデル年金額は、
老齢基礎年金を合わせて月額17~18万。
自営業だった人は、老齢基礎年金だけなので月額約7万。
専業主婦の妻の老齢基礎年金も7万なので
それを合わせた夫婦の年金は
サラリーマン世帯で24~25万程度。
自営業世帯で約14万程度です。
このご時世、退職金も本当にあてにならないため、
かなり厳しいものになると思われますね。